学級崩壊を起こさない学級経営の7つコツ ~その1 朝読書編~

学級経営シリーズ

1 朝読書が効果的

朝読書の時間に朝読書を徹底する。

これだけです。

これだけで、クラスの落ち着きが変わります。

ここでは、読書そのものが大切という考え方ではないです。

大事なことは「静かな環境」をつくること。

「し~ん。」として、読書を自然とせざるを得ない状況です。

これを徹底すると、クラスが落ち着きます。

もともと人間には「静かに過ごす心地よさ」というものがあるそうです。

静かな空間は、心を落ち着かせます。

学校生活。特に小学校では、クラスで生活をしていて「し~ん。」となる機会は少ないです。

特に学級崩壊が起こりやすいクラスでは、子供が常にざわついていることが多いです。

誰も話をしない。静かで心地よい「時間」と「空間」を創り出します。

2 静かな朝読書の作り方 6選

朝読書は、自然とできるようにはなりません。

けっこうな労力が必要です。

それまで朝読書に取り組んでいなかった学年ならなおさらです。

これは、経験上ですが、朝読書に慣れていない学校だと、この「し~ん。」を作り出すのにだいたい半年くらいかかります(笑)。

静かな朝読書をつくるコツは次の通りです。

1 読書の時間に課題をやらせたり、プリントを配ったりしない。

  →読書をしない子が出てくる。

2 学級文庫を読む時は、本を選ぶ時間は極力短くする。

  →本嫌いの子は、本を選んでいるふりをして時間をかせぐ。そしてざわつく。

3 読書時間は理想は20分以上。15分は必要。

  →朝の会をやらなければ時間確保可能。本に没頭するまでに慣れていないと10分近くかかる。

4 先生は、読書しなくてよいので読書をしていない子に声をかける。

5 本は一人で読む。

  →どうしても話をしたくなる子が出てくる。

6 教科書を読むのはNG。

3 学級づくりをすれば、学級崩壊は起こらない

 学級崩壊は、学級を創っていないから起こります。つまりきちんと学級を創っていれば。正確には1年間をかけて創りつづけていけば学級崩壊は起こりません。

朝読書は、学級崩壊を起こさない学級づくりの1つです。そして大事なことは続けること。中途半端にやらずに必ず続けてみてください。

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