不登校どうすればよいの?シリーズ4 ~不登校のゴール編~

【保存版】不登校どうしよう?

不登校のゴールってどこ?

少なくても「学校に行くこと」。は、ゴールじゃないです。

なぜなら、学校行かなくても生きていけるからです。

そんなの当たり前って思うかもしてませんが、不登校の怖いところは「学校に行けないこと」

ではないのです。

不登校の子がクラスにいます。

でも、もう最近は「学校に行こう。」って言ってないです。

じゃあ、その不登校の子はどうしているか?

来てます。週1~2回。学校に。クラスにいます。

自分の意思で来ています。

その子は、2年前から登校を渋りはじめました。

1年前は、1学期はちょいちょい来ていたけど、2学期はほとんど来なくなり、3学期は1回も来ていません。

でも、今年は来ております。

それは、不登校のゴールを「学校に行く」ことに設定していないからです。

不登校の怖いところ

不登校の怖いところは、「学校に行けないこと」ではなく、「人と関わることが怖くなってしまう」こ

とです。人は人によって支えられて生きてます。

だから、人間にとって大事な力は「周りうまくやっていく力」です。

自分に苦手があってもよくて、それをうまく補完しながら周囲とうまくやっていくことで生活が成り立

ちます。

別に自分の個性をないがしろにしてまで、周囲に合わせる必要はありませんが、最低限の関わりは必要

です。

しかし不登校になってしまうと、一時的に外部と断絶されてしまうため、ふさぎ込んでしまったり、ひ

どく気分が落ち込んだり、鬱になってしまうこともあります。

感覚的なものですが、不登校は過程です。

その前に不登校になる原因が存在します。

原因→不登校→鬱

という順番です。

だから、いくら「学校に行ける」ようになったとしても、「原因」が解決していないため、まだ別のタ

イミングで再度「不登校」になってしまうこともあります。

だから、不登校のゴールは「学校に行くこと」ではないのです。

改めて「不登校」のゴールは?

そうすると、不登校のゴールは「原因」の解決?

と思ってしまいがちですが、実は違います。

なぜなら、不登校は本人すら「原因」がわからないことがあるからです。

では、不登校のゴールはどこか?

それは、「将来働くことになった時に困らない力」です。

それは、

①自分をコントロールする力

②自分を高める力

③人と関わる力

など「非認知能力」と呼ばれるものです。

これらを身に付けることを「不登校のゴール」とします。

ちなみに不登校は、一人一人違うので身に付けた方がよい力も違います。

どんな子にどんな力が必要でしょうか?

例えば・・・

①学校に行かないのに、家でゲームやユーチューブ見てばっかりの子

②学校には行けるけど、教室には行けない子

③家にいると明るいのに、学校に行くとすごく抵抗する子

①は男の子に多い気がします。しかも、そのゲームとか取り上げると超怒るやつ。この子のゴールは「自分で自分の気持ちをコントロールする力=自己調整力」が必要です。

②と③の子は似たようなことが原因だと思われます。

おそらくこういったお子さんの多くは

「集団や大人数が苦手」です。

大人数で過ごす「ざわつき」が苦手であったり、「多くの人に注目」されることが苦手だったり、あるいは「複数の人間関係の中で生活すること」が苦手だったりします。

つまり「集団の中で生活していても気にしない力」が必要になります。

ちなみに、たまねぎのクラスの不登校の子は「友達をつくる力」が不足しています。

だから学校に来ることではなく「友達をつくること」を目標にしています。

友達をつくるためには定期的に友達と関わらなくてならないので、オンラインで休み時間に交流したり、その子は有名なニンテンドーのあのソフトでクラスの子とフレンドになったりすることをすすめました。

あとは、気の合いそうな子と席を近くにしてみたり、その子が来たときはできる限り複数の子と接触がもてるようにショートのグループエンカウンターを行ったりします。

フィードバックでは、やっぱり友達ができたことにスポットを当てます。

うまく行かないことも あるけど・・・

でも、もちろんうまくいかないこともあって、この前は一週間毎日学校に来て、その後の一週間はまったく学校に来なかったです。

正直、学校に来てほしいな~。とたまねぎも思います。友達もできたし。

でも焦らず、友達をつくることにスポットを当てています。

最近は、もしかしてもっと違う力が必要なのかな。

と自問しながら関わっています。

そんな感じです。

でも、そんなにつらくはないです。なぜなら「学校に来なくてもOK!ちゃんとその子に必要な力をつける取り組みができている。」という自信があるからです。

この取り組みはまだ始めたばかりなのでうまくいくかはわかりません。でもこのやり方は、ちゃんと国は推奨している不登校の児童への対応です。

学校でなくても家でもできます。

もし子供が登校しぶり気味だったり、不登校なのであれば「不登校のゴール」の設定を変えてみてくださいな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました