
怒っているの?指導しているの?
若りし頃のたまねぎは、中学校のいわゆる熱血教師でした。
新米のたまねぎは、何か生徒がやらかした時に、どう指導したらいいかよくわからず
なめられないように、ただひたすら怒る
・・・というか怒鳴っていました。
今となっては、何ていう指導をしていたのだろう。
と反省しかありませんが、あの当時、生徒指導担当の先生から
「指導の時はとにかくインパクトが大事だ。」
なんてよくわからないことを言われて。
真に受けて日々怒鳴り散らしていました。
でも、それは大きな間違いだったのです。
怒られている側の意識と感覚・・・
つまり子ども側の意識と感覚ですが、
怒鳴った後に子供に残る意識と感覚は・・・
「怖かった。」
とか
「怒られた。」
だけだそうです。
つまり、
「何が悪かったか。」
がわかっていない状態。
もちろん指導した後は、しばらく静かになりますが、それは
「怒られるのが怖いからやらない。」
だけであって、
「相手をイヤな気持ちにさせてしまう。」
とか
「ここでこの発言や行動をしたら相手にとって失礼になってしまう。」
などの気持ちではないそうです。
そんな指導は果たして教育と呼んでいいのか。
というか、怒鳴るという行為を指導とよんでよいのでしょうか。
いいえ。
決してよくはありません。
まったくよくはありません。
お説教の効果
これもまた薄いそうです。
なぜなら、人間が集中して話を聞けるのは3分程度と言われています。
さらに、長い話で複数の内容を話されても、脳に残っているのはせいぜい1~2個。
記憶力のよい方でなければ、子どもではその程度だそうで。
中学生に長々と、将来の話を交えつつ、50分丸々、色々なことを指導しても、
何も残りません。
残るのは
「長いお説教をされた。」
という記憶だけ。
その後の子供らの行動が落ち着くのは
「長いお説教が嫌だから。」
「面倒事を起こすともっと面倒になるか。」
であって、
「人としてどう生きていくとよいか。」
という肝心の内容は伝わっていないことが多いようです。
なぜ指導が「怒鳴る→お説教」になるのか。
それは、代々そういう指導を我々自身がされてきたからだとたまねぎは思っています。
すご~く突き詰めれば、きっと戦時中の物を言わせてもらえず、暴言暴力で人を従えさせ
ていたこととか関係しているのではないかと思っています。
だから、誰も「効果的な指導」や「心に響く指導」の仕方を知らなかったのだと思いま
すし、それが正しい指導と思い込んでいたのかもしれません。
「正常性バイアス」だったでしょうか。
心理学的にそんなものも働いているのかもしれません。
では、「効果的な指導」とか「心に響く指導」って何なのでしょう。
これは、またどっかの機会に。
もう少し。
なぜ子供が悪いことをした時に怒ってしまうのか。
を考えてみます。
根底にあるのは「私のことをわかってもらいたい」
だと、たまねぎは思っています。
子供のために怒っている。
という方もいるかもしれませんが。
実はそんなことはなくて。
怒ってしまうのは、
「私の言っていることは、正しい。だからわかって。」
とか
「どうして正しいことを言っているのにわかってくれないの?」
という
自分のことをわかってほしい。
といういわゆる承認欲求が、わかってもらえない相手への怒りとなって
怒鳴るという行為になるのだと思います。
もちろん。
怒っている側は、そんなこと意識していないだろうし、
気が付いていないのかもしれませんが、
子どもが怒った結果、行動が変わったところを見た時に
きっと
「やっとわかってくれた。」
と思うのではないでしょうか。
でも、それは本当は、先ほども述べたように本当の意味ではわかっていなくて、
ただ怒られたくないから、わかったふりをして、それをしないだけなのだと思います。
でも、怒っている側はそんな子供の心の中は見えないですし、
気持ちを伝えても結局は言い訳として怒られるだけ。
になってしまうので。
そんなわけで間違えた指導が、まかり通ってしまうのだと思います。
あとで「わかる」こともあるけど・・・
怒られた時は、わからなくてもあとでわかることもある。
確かに。
それもその通り。
でも、必要以上に怒鳴っていないでしょうか。
そして、その怒鳴ったこと、怒ったことは
脳を収縮させ、
自信を奪い、
何も言えない子供。
を作り上げます。
そうして大人になった子供は、物が言えるようになって
学校にクレームを言うような大人になります。
子供の記憶が大人をつくる
学校に強く、理不尽な要求やクレームを言う保護者の方の話をよく聞くと。
幼少期に。
あるいは、自身の小中学校時代に。
大人に頭ごなしに怒鳴られらり、話を聞いてもらえなかったりした経験が多いです。
子供の頃に言い返せなかった記憶がトラウマのように残り、
自分の子供が学校で何かあった時に
同じ思いをさせたくない。
という思いが、強い理不尽な要求になるようです。
負の連鎖・・・
そんな負の連鎖をどうにかできないか。
とたまねぎは常々思っています。
そんな思いも込めてこうしてブログも書いているのですが。
少数の方でも
たまねぎのブログを見て
子供への対応について一考いただけたら・・・。
たまねぎは、そんなよい指導ができているかと言ったら
わが子には怒鳴ってしまうこともあります。
子育ては、正解がなくてムズカシイと思うことばかりですが、
自分自身が子育てを楽しみ、よりよい子育てができるように。
くだらない記事を含めて、今年もぼちぼち発信していきたいなー
と思っていたりします。


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