
長男がラーメンに目覚めました
「いいか。カタメ、コイメ、オオメだ。迷った時はそういえばいい・・・」
それが父(たまねぎ)の教え。
ある日のリビングでの息子との会話。
「何バカなこと言ってんの?ヤバくない?」
と言い放つ長女を無視して長男は
「OK。カタメ、コイメ、オオメね。」
「そうだ。もう教えることな何もない・・・」
とたまねぎ。
「バカなことやってないで早く行ったら?」
という鬼嫁軍曹。
あの日からおよそ半年。
最近は長男の方から、
「ぱぱ~。ラーメン行こうよ~。おいしいやつ。」
というわけで、実はラーメン好きのたまねぎ。
うまく長男を洗脳することに成功!!
鬼嫁軍曹をはじめ、長女、次女はラーメンは嫌いではないけど、
「ニンニク、アブラ、ヤサイ、マシ。」
という魔法の言葉が理解できないとのこと。
そんなわけでLet’s ラーメンツアー。
もやしサラダで有名なところに行きました。
そう。
この日は、もやしサラダラーメンを食べにいくことにしました。
サラダを食べるからカロリーゼロになるやつ。
「何言ってんの?頭大丈夫?」
なんていう長女には耳を貸さず。
そう。
行きました。
ジローに。
あのラーメン二郎であります!
二郎系ではなく。
二郎です。
何気に食べたことがなかった二郎。
長男と二人でお昼時。
でもラッキーなことに30分くらい並んで入れました。
着丼!
って言うらしいです。
ラーメンが到着すること。
最近は、ラーメンを食べる時
「対戦をお願いします。」
って言うらしい。
たまねぎは、「小ラーメン、アブラ、ニンニク、ショウガ、ヤサイマシ。の麵カタメ。」
にしました。
長男は「小ラーメン、アブラ、ニンニク、マシ。の麵カタメ。」
せっかく「もやしサラダ」を食べに来たのにヤサイは増やさないらしい。」
静かな店内。
ラーメンをすする音。
たまねぎの心臓も高鳴る。
「トッピング ドウシマスカ?」
キタ。
来ました。
緊張しながら
「アブラ、ニンニク、ショウガ、ヤサイマシ。」
を注文。
うまくいきました。
続いて長男にも
「トッピング ドウシマスカ?」
とまどう長男。
たまねぎに助けの目線が来ます。
しかし、たまねぎは助けません。
なぜなら、男にはやらねばならない時があるからです。
ちゃんとこの日のために家でも練習してきたのです。
不安げな目線を送ってくる長男に、たまねぎは静かにうなずきます。
長男は覚悟を決めたように言いました。
長男は「アブラ、二、ニンニク、マシ。」
ちょっと噛んだけど。
最後まで言い切りました。
よくぞやった!我が息子。
たまねぎは誇らしかったです。
そして、着丼!
対戦お願いします。
と呟くと、早速、ヤサイ山に取りかかります。
ヤサイ山の山頂には、まるで雪が積もるかのごとくアブラが積もっています。
そしてヤサイ山の麓には、ショウガの町とニンニクの町が展開しており、その町を隔てる
ようにウォールチャーシュー(チャーシューの壁)が・・・。
ラーメン調査兵団として、まずは山頂の切り崩しにかかります。
シャキシャキのモヤシに、パンチの効いたアブラのコンビネーションがたまねぎを襲いま
す。
「グハッ。う、うますぎる。」
続いてウォールチャーシュー。
ホロホロです。
そして濃厚。
ちょっと濃いか?
と思った刹那。
中の麺が顔を出します。
たまねぎはその隙を逃しません。
すかさず麺をすすり、チャーシューとのコンビネーションを味わいます。
たまねぎの立体起動装置(お箸)がフル稼働して、次々と巨人たち(ラーメンの山)を
切り崩していきます。
ヤバイ。うますぎる。
隣を見ると長男もグーサイン。
そう。
もう言葉はイラナイ・・・。
気がつくと・・・
そこにラーメンはありませんでした。
スープのみ。
そして、恐ろしいまでの満足感。
小ラーメンだけど250g。
250gって。
オシャレなパスタが80g
パスタ大盛が150g
って考えると、小ラーメンで250gってヤバすぎる。
ちなみに大ラーメンは400gって書いてあった。
たまねぎの実力では超大型巨人には、かないそうにありません。
男最高!
女子でもラーメン食べる子いる。
けど、鬼嫁軍曹。
男を産んでくれてありがとう。
そして、長男よ。
ラーメンを好きになってくれてありがとう。
好きなものを共有できる人がって素晴らしいです。
今回たまねぎの密やかな計画第1弾「長男をラーメン好きにさせる」は、うまく
いきました。
そう。
これは、計画していたことだったのです。
そして、実は第2弾の密やかな計画もあるのです。
その計画については、また後日・・・。
「ラーメン放浪記 男旅その2」もまたいずれ・・・。


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