たまねぎ先生のリアル子育て日記 ~み~んな持っているよ 編~

リアル子育て日記

み~んなもっています

だれもが、持っているそうです。

「特性」

「性格」じゃなくて「特性」です。

人間ならみんなもっているそうです。

この特性が強いと「生きずらい」と言われています。

いわゆる「発達障害」というやつです。

でも、勘違いしてはいけないのが、これは病気ではないですし、悪い一面もあるが、ものすご~~~く

よい一面もあります。

「発達障害・有名人」で検索すると、すごい顔ぶれが出てくるので、よかったら検索してみてください

な。

みんな何かしらの特性をもっていると考えると楽

何が言いたいかというと、人間みんな何かしらの特性をもっていると思うと、「子育てが少し楽」にな

るということです。

あきらめがつくとうか(笑)、あるいは、仕方ないと思えるというか、あるいは、やさしくなれます。

たぶん。

たまねぎは、自分の子供の子育てをしているほか、学校の先生もしていますが、この考え方をするよう

になってから、子育ての考え方が変わりましたし、クラスの子供達に怒ることが激減しました。

おかげさまで、最近は保護者の方から「たまねぎ先生のクラスは、子供が子供らしくいきいきしますよ

ね。」とお褒めの言葉をいただきました。

そんなわけで、少しだけ子育てが楽になるように、特性についてちょっと紹介してみます。

特性は3つに分類

(1)LD(学習障害)

   特定のこと(学習)ができないです。

例えば、定規で線がまっすぐひけない。漢字が整わない。地図が読めない。的なものです。たぶんですが、すぐに忘れてしまう(ワーキングメモリが低い)ことも学習障害に入るかもしれません。

(2)自閉症スペクトラム

   これは、呼び方が何回か変わっていて自閉スペクトラム症っていったり、前は、自閉症とアスペルガーにわかれていたりしました。これは

こだわりが強い。

という特性です。収集癖があったり、パズルとかにものすごく集中して何時間もできちゃったりします。でもコミュニケーションが苦手なことが多いです。

(3)ADHD(注意欠陥多動性障害)

  落ち着きがない。忘れっぽい。話を聞いていない。

という特性です。

いつもそわそわしていて、うるさくて、椅子に座っていなくて、すぐに違うことが気になっちゃうタイプと、ぼーっとしていて、話を聞いていなくて忘れっぽい感じです。

例えば・・・

長女は、ADHDの傾向が強いです。

片付け苦手で、色々なところにものが散らかってしまい、どこに何があるかわからなくなることが多い

です。こだわりはそこまで強くないので、人を選びません。誰とでも仲良くできるし、人を許すことが

できます。また、アンテナが高く新しいことが好きです。

長男は、3人の子供の中で最も特性が強いと思っていますが、長男はこだわりが強いです。収集癖があ

って電車やポケカにハマって集めまくってました。ラQという立体パズルみたいのが好きで、年長さん

で説明書をみながら恐竜を作っていました。こだわりが強い分、できないことが許せなかったり、根に

もつことが多く、変化には弱いです。

次女は、特性はあまり強くないと思っています。誰とでもうまく付き合えます。こだわりもそこまで強

くないのです。さばさばしていて、あまり群れるのを好みませんが、かといって集団行動を乱すような

こともしません。でも、食には少しこだわりあって、お菓子が好きであまりご飯を食べません。写真を

とるのがすきです。こう考えると、少し自閉傾向があるかも。

特性を踏まえて子育てをしてみる・・・

長男が一番わかりやすいので、長男を例にしてみます。

何にしてもこだわりが強いため、思うとおりにならないといわゆる「キレる」ことがあります。

地団駄踏むし、叫ぶし、悪態もつきます(笑)

基本。本人が悪いので、親としてはものすご~~~く腹がたちます。

でも、これは彼の特性なので仕方がありません。

だから、真っ向からはやりあいません。

彼に必要なのは、時間。それと場を変えることです。

何かにこだわって怒っている時は、できるだけ穏やかに話をします。

腹はたちますが、声のトーンはがんばって落とします。

それでも腹がおさまらないときは、長男から離れるようにするか、あえて何も話をしないようにしま

す。

そうして、時間を与えます。短くても10分。長い時は30分~1時間ほどおくこともあります。

部屋の場所が変わって、本人も冷静になっとところで話をするようにします。

そうすると、長男自身が自分をふりかえることができるようになります。

それに、親自身が怒りをコントロールできるようになってきます。

自分も特性をもっている

自分自身も特性をもっています。

すぐに注意したくなって待てない傾向がたまねぎにはあります。

だから、意識的に待つことをします。

具体的に何分は待とう。と時間を決めます。

時間を決めると意外と冷静に待てます。

また、物を元の場所に戻せないことが多いので、出来る限り何かに定物定位を心がけています。

「それって、特性じゃなくてだらしないだけじゃないの?」

と思ってしまうかもしれません。

でも、どれだけ気をつけていても、どうしてもうまく元の場所に戻せないのです。

だらしなさもあるのかもしれませんが、他のことが気になってしまったり、次のことを考えて動いてい

るので、どこからとったかわからなくなってしまうのです。

みんなもってる「生きずらさ」

みんな特性はもっています。

でも、そのことを知らないで、「だらしない」とか「人の気持ちがわからない」「自分勝手」などの言

葉で片付けられてしまうことがあります。

だから、子どものことで何か気になることがあっても特性として受け止めると少しだけ気持ちにゆとり

がでます。

特性は、病気ではないので直すことはできません。でも特性は悪いことばかりではなく、それこそ個性

として輝くこともできるものです。

特性は「生きずらさ」と言いましたが、「素敵な個性」とみることもできます。

みんなが持っている特性。

どうせ直せないなら、輝かせることができるように子育てをしたいなーと思います。

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