1 朝読書が効果的
朝読書の時間に朝読書を徹底する。
これだけです。
これだけで、クラスの落ち着きが変わります。
ここでは、読書そのものが大切という考え方ではないです。
大事なことは「静かな環境」をつくること。
「し~ん。」として、読書を自然とせざるを得ない状況です。
これを徹底すると、クラスが落ち着きます。
もともと人間には「静かに過ごす心地よさ」というものがあるそうです。
静かな空間は、心を落ち着かせます。
学校生活。特に小学校では、クラスで生活をしていて「し~ん。」となる機会は少ないです。
特に学級崩壊が起こりやすいクラスでは、子供が常にざわついていることが多いです。
誰も話をしない。静かで心地よい「時間」と「空間」を創り出します。
2 静かな朝読書の作り方 6選
朝読書は、自然とできるようにはなりません。
けっこうな労力が必要です。
それまで朝読書に取り組んでいなかった学年ならなおさらです。
これは、経験上ですが、朝読書に慣れていない学校だと、この「し~ん。」を作り出すのにだいたい半年くらいかかります(笑)。
静かな朝読書をつくるコツは次の通りです。
1 読書の時間に課題をやらせたり、プリントを配ったりしない。
→読書をしない子が出てくる。
2 学級文庫を読む時は、本を選ぶ時間は極力短くする。
→本嫌いの子は、本を選んでいるふりをして時間をかせぐ。そしてざわつく。
3 読書時間は理想は20分以上。15分は必要。
→朝の会をやらなければ時間確保可能。本に没頭するまでに慣れていないと10分近くかかる。
4 先生は、読書しなくてよいので読書をしていない子に声をかける。
5 本は一人で読む。
→どうしても話をしたくなる子が出てくる。
6 教科書を読むのはNG。
3 学級づくりをすれば、学級崩壊は起こらない
学級崩壊は、学級を創っていないから起こります。つまりきちんと学級を創っていれば。正確には1年間をかけて創りつづけていけば学級崩壊は起こりません。
朝読書は、学級崩壊を起こさない学級づくりの1つです。そして大事なことは続けること。中途半端にやらずに必ず続けてみてください。
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