子育て相談室シリーズ7 ~子供を満たす編~

愛情をかけるって?

愛情をかけるってどういうことなのでしょうか?

ほめること?

しかること?

認めること?

一緒に笑って泣くこと?

長い時間を過ごすこと?

好きなものを買ってあげること?

たくさん遊んであげること?

全部、正解なんですかね~。

でも、子供にちゃんとしてほしくて、叱りすぎると親の顔色をうかがうような子になっちゃうし。

好き勝手させたら、わがままな子になっちゃうし。

全部やろうとしたら、親が疲れちゃうし。

愛情をかけるってどういうことなんでしょうか?

愛って・・・

相手が何を望んでいるかを知ることかなー。と思います。

親が良かれと思ってやったことでも、子供がどうそれを受け取っているかで変わるからです。

子供は何をのぞんでいるのでしょうか?

それぞれに違うからコレって言えませんが、共通していることは、

「心のエネルギー」

を満たすことです。

子どもの心のエネルギーを満たすことは、間違いなく愛情と言えます。

心のエネルギーは、不登校編でも取り上げました。

2回取り上げてもいいくらいすごーく大事です。

心のエネルギーってなに?

心のエネルギーとは、人間が活動するためのエネルギーです。

人間が元気良き活動するためには、体のエネルギーがあるだけではダメです。

心のエネルギーも満たされていないと活動できません。

震災や身近な人の喪失など。

辛い経験の後は、いくら体が元気でも活動できないのは、この心のエネルギーが枯渇してしまうからで

す。

心のエネルギーは、食べ物を食べたり、寝たりするだけでは満たされません。

では、何で満たされるのでしょうか?例えば

①家庭で安心して過ごせる

②自分の気持ちをよく分かってもらえる

③充実感を体験する、認められる、大事にされる

といった体験が心のエネルギーの源になります。

①家庭で安心して過ごせる

帰る家がある。

家に「おかえり」といってくれる誰かがいる。

ご飯を作ってくれる

お風呂に入れる + 一緒に入ってくれる家族がいる

お布団で寝れる + 父か母が一緒にいて(寝て)くれる

「おやすみ」や「おはよう」が自然とある

話を聞いてくれる

ゴロゴロしていられる

といところでしょうか・・・

いくつ当てはまりますか?

②自分の気持ちをわかってもらえる

意外と子供のことってわかっているようでそうでなかったりします。

誰しもそうですが、親は子供に期待をかけますし、そう望むこと自体は悪くないのですが、その

親が望む子ども像を押し付けてしまうことがあります。

ドラ〇もんで登場する の〇太君は、過去のさかのぼって自分の生まれた時の親の様子を目にします。

パパとママはこう言います。

「優しい子になってほしいなぁ。」「君に似て賢い子になるんじゃない。」「いや、あなたに似て運

動神経抜群よ。」

聞いていた の〇太くんは、居たたまれなくなってしまいます。

このエピソードは、たまねぎは、ものすごく印象的です。いつも考えてしまいます。

自分の理想を子供に押し付けてしまっていないか。

自分の小学生時代もたいしてできなかったのに、子供にばかり期待をかけてしまうことがあります。

でも、子供はそんなこと望んでいないこともあります。

親の期待に応えていただけで、自分の気持ちには蓋をしてしまう子も。

そんな子は「心のエネルギー」は当然削られてしまいます。

逆に、子供が気持ちを本当にわかってもらえたと感じる時、心のエネルギーは満たされていきます。


③充実感を体験する、認められる、大事にされる

がんばったね。

抱っこする。

ぎゅーっ。をする。

ありがとう。

手をつなぐ。

習い事を見守る。

ほほ笑む。

一緒に笑う。

一緒に作る。

間違いを許す。

怒鳴るのはなく、叱る。

甘やかすのではなく、甘えさせる。などなど。

子供を満たす

ためには、一時的に親が子供のために自分の時間を使わないといけません。

最近は、共働きがかなり増えてきました。

そして小学校では、児童クラブに預ける家庭が増えました。

不登校や自殺などは増加傾向にあります。

これは間違いなく、子どもが「環境として満たされていない。」ことが原因です。

女性が働き活躍するのも素敵な世の中です。

でも、家に母親かあるいは父親のどちらかがいて、学校から帰ってきたら「おかえり。」を言ってくれ

る。

そして家族みんなでご飯食べて、一緒のテレビみて笑って、一緒にお風呂にはいって、一緒に寝る。

そんな昭和な家族も素敵な世の中です。

色々と素敵な世の在り方はありますが、でも子供がいるなら一時的に仕事をやめて子供との時間は作っ

た方がよいです。

仕事をしていて、「おかえり。」を言ってくれる母親あるいは父親がいる子どもで、不登校や荒れてい

る子どもはたまねぎの記憶の限りではいません。

でもそれは、きちんと理にかなっていて。

そういう子供たちは「心のエネルギー」が満たされる環境にあるからなのです。

今からでも全然遅くありません。

もし、子育てで悩んでいるなら。もし仕事を一時的にやめることができるなら。

「心のエネルギーを満たすために必要なこと」をぜひ実践してみてください。

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