子育てシリーズ6 ~言葉で育てる編~

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なんでそんな怒り方するの?

と、先生をしている時に聞いたことがあります。

中学2年生、小学校5年生、小学校2年生・・・。年齢層は幅広いです。

特徴的な怒り方をするので、気になって聞いたのですが、なんと回答がみんな同じでした。

「お母さんがこういう怒り方なんですよ。」

「ママが、”ふざけんじゃねぇ”っていつも言うから出ちゃうんだよね。」

「パパの怒り方になったちゃった。」

などなど、親の影響絶大で、思わずわが身をふりかえり、どんな怒り方をしてたかなと、反省をしたものです。

言葉が不器用な日本人?!

日本には、「奥ゆかしさ」や「忖度」など、あまり表に出さずに思いを推し量ることを良いこととする傾向があるように思います

そのせいか、「言わなくてもわかる。」や「そこまで言わないとわからないものですか?」

という方がけっこうおります。中には、「言ってるんですけどね~。」という反応もありますが、よく

よく話を聞いてみると、それだと子供には伝わらないかな~。ということもしばしばです。

欧米では、弁論術や学科としても弁論があるくらいなので、言葉での表現がとても豊かに思います。

たまねぎも、数少ない海外旅行に行った時に、ゴスペルを聴くために教会に入ったのですが、その時の

神父さんの熱弁がものすごかったです。ちなみにワタクシは英語があまりわからないので、何を言って

いるのかサッパリでしたが、熱量はものすごく伝わりました。

文化圏が違うので、日本に欧米のようになれとまでは言いませんが、それにしても言葉が不器用だと感

じることがあります。

言葉は人(子ども)を育てる

これは、間違いありません。

なぜなら、肯定的な言葉は、自信を与え、自己肯定感を育むからです。

私自身、クラスで使う言葉を変えてから明らかに子供たちに変化が見られました。

だから、言葉はものすごく大事です。

「言葉と生きる」なんてキャッチフレーズもありますが、あれは本当にその通りです。

どんな言葉を選ぶとよいのか?

私が先生をしていて気をつけているのは、次の言葉です。

・語尾に「~です。」「~ます。」をつける。

・男女関わらず「~さん」という敬称をつける。

・「~しない」ではなく「~します。」という肯定的な表現に変える。

当たり前に思うかもしれませんが、できていない先生、意外と多いです。特に3番目です。

次に親をしていて使うことを心がけているのは次の言葉です。

・「好きだよ」

・「大事にしているよ。」

・「ありがとう。」

・「がんばったね。」

・「楽しいよね。」

・「○○ちゃんは、人の話をよく聞いてくれているよね~。」

・「今日学校で何をしたの?」

・「その時はどうしてそう思ったの?」

・「○○ちゃんは、そう考えているんだね。」

・「○○ちゃんは、どうしたいの?」

などなど

「使う言葉」は「意図的に」、「言葉遣い」は「意識的に」

先生モードの時は、使う言葉も気にしますが、それ以上に言葉づかいに特に注意しています。ちなみに

指導したり怒ったりするときも、言葉遣いのスタンスは変えません。

パパモードの時は、言葉づかいよりも、使う言葉に気をつけています。

どうでしょうか?

「好きだよ」「がんばったね。」「ありがとう。」は皆さんは、よく使いますかね。

他のワードも効果的なので、ぜひ使ってみてください。

大事なことは、「使う言葉」は「意図的に」、「言葉遣い」は「意識的に」行うことです。

筋トレは、鍛えたい部分を意識をするだけでそこの筋肉が何も考えていない時よりもしっかりと

鍛えられるようです。

言葉も同じです。意図的に、意識的に使用すれば、子供に与える影響も確実によい効果があります。

大事なことは「続ける」こと

最後に、最も大事なことは「続ける」ことです。

1日2日やった程度では、効果はわかりません。

最低限半年です。

半年やれば、効果が表れます。

毎日のことだからこそ、続けることに意味があります。

18歳までが法律上は子どもですが、子どもが子どもとして過ごせる期間はもっと短いように思いま

す。小さいうちから、前向きは言葉をたくさんかけて豊かな子供に育ってほしいなと願っています。

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