不登校どうすればよいの?シリーズ8~不登校初期対応のしかた編~

不登校どうしよう?

どの段階になったら不登校?

「不登校ってどうなったら不登校なんだろう??」

って思いませんか。

ちなみに文科省では「1年間で30日以上の欠席していること」「その理由が病気、けが家庭の事情」

以外のものを「不登校」とカウントしているようです。

ちなみに病気、けが、家庭の事情で30日以上休んでいる場合は長期欠席児童となります。

でも、学校に行きたくないことを理由に30日以上欠席してたら不登校。じゃあ対応しましょう。

では、絶対に遅いです。

市町村にもよりますが、15日程度休んでいたら不登校としているところもあるようです。

でも、子供が「学校行きたくない。」といって15日以上休んでから、では対応しましょう。

も遅いですよね。

ただ、どの段階になったら不登校?の定義的には30日とか15日というだけで、初期対応は、もっと

もっと早くないといけないですし、早いにこしたことはないです。

不登校の初期=登校しぶり

これも、むずかしいです。

でも、少なくとも子供が「学校に行きたいくない。」といった時点で対応する必要はあります。

いわゆる「登校しぶり」です。

これが不登校の初期と言えるかもしれません。

ただ「登校しぶり」ってどの子もありますし、大人でも「仕事に行きたくな~い。」ってありますよ

ね。

それに、いちいち登校しぶりに反応していたら、親としてもたいへんだし、「学校に行きたくないから

行かない。」って、「そんなじゃ、世の中出た時に通用せんわっ!」ってなると思います。

それも、一理あると思います。

子どもは純粋ですが、ちゃんと悪知恵も働くし、

どうにかしておさぼりしようと努力する子もいます(笑)

だから、社会の厳しさも経験させる必要もあります。

「じゃあ、初期対応どうするの?」

とか

「甘えの登校しぶりと本気の登校しぶりってどう判断するの?」

ってなりますよね。

甘え?それとも本気?

この判断は、ムズカシイです。

断定とか、なかなかできない。

でも、次のようなパターンは、もしかしたら本気かもしれません。

①行きたくない原因がはっきりしているが、なかなか言い出せなくて、本人が悩みを抱えている。

②定期的に「学校に行きたくない。」と言い出し、本当に週1~2回休むようになる。

③無理やり学校に行かそうとすると「泣く」

です。

①~③であれば本気の登校しぶりかもしれません。

こうなった時にどう初期対応するのがよいのでしょうか?

登校しぶり初期対応は、環境的にムズカシイ?

なぜ、登校しぶりにうまく対応できないかというと、それは、朝に発生するからです。

もう、朝の登校班の時刻のぎりぎりだとか、仕事に行くギリギリのタイミングとか、

言い出すのがギリギリすぎて仕事が休めない。とか。

「なぜこのタイミング?」

って思ってイライラしますよね。

でも、子供的には言い出せなかったのだと思います。

でも、ギリギリすぎない?

ってなりますよね。

そうすると「あとで聞くから、とりあえず今日は行ってきて!」

ってなって、それでも子供が登校を渋るとケンカになったりしてしまって、、、

結果、登校しぶりに対してよい対応ができなかった的なことがあります。

さらに、それでも子供を学校に行かせてみたところ、学校から帰ってきてみたら意外とケロッとしてい

て、「学校楽しかった。別に何も困っていない。」

的なことを言われると、朝のあれは何だったの?とかなって、大丈夫なのかな?

と思うわけです。

すると、登校しぶりに初期対応せずに終わってしまう。という難しさがあります。

「学校行けたからいいんじゃない?」

とか

「子どもが、大丈夫。って言っているからいいんじゃないか?」

と思ってしまいがちですが、①~③のどれかに当てはまる登校しぶりであれば、やっぱり初期対応して

おいた方がよいと思います。

初期対応って何するの?

じゃあ、初期対応って何をするのか?ってことですが、専門用語だと「傾聴(けいちょう)」です。

要は「子どもの話を否定しないで聞くこと」です。

そのために、「大人が傾聴の時間をつくる」ことです。

書くとシンプルですが、「傾聴」のタイミングが難しいです。

傾聴のタイミング

この傾聴ですが、タイミングもムズカシイ。なぜなら大人に時間がありタイミングで聞いても、子供が

話をしたいタイミングではないかもしれないからです。

子どもが話したいタイミング。もしくは話したいけど、話せないタイミング。

それは、子どもしかわかりません(笑)

だから、「定期的に傾聴をする」ことをオススメします。

時には「朝」に「傾聴」するタイミングが来るかもしれません。

それでも、子供が話そうとしてくれたら「傾聴」をする。

その時の「傾聴」は、とても価値があります。

不登校の難しさ

不登校の難しさは、一人一人、理由が違うのでこれをやれば大丈夫っていうものがないです。

それに、どうなったら不登校なのかもわからないですし、いつから始まったのかわからないこともあり

ます。

ただ、あの時にもう少しこうしていれば、と事態が重くなってから思うことはあります。

不登校には、根っこにふか~い何かがあります。

そのふか~い何かは、子供自身を蓋をして見せないこともありますし、子供自身が気付いていないこと

もあります。あるいは、親には見せないように必死に隠している場合もあります。

だから、その「何か」を子供と一緒に見つけること、知ることが大事です。

その第一歩として、「子供のタイミング」で「傾聴すること」が不登校の初期対応なのかもしれないな

と思います。

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