不登校の「きっかけ」≠「原因」
「不登校」ってある日突然なるわけではないのです。
「きっかけ」は存在するのですが、「きっかけ」と「原因」が一致しないことがあります。
前回、書いた「不登校」のタイプですが、「原因」と「きっかけ」が一致している前提で書きました。
今回は、原因と結果が一致しないパターンです。
不登校の「きっかけ」と「原因」
不登校のきっかけは色々ありますが、次のようなものが多いかもしれません。
(1)いじめ
(2)担任が変わった
(3)学年が上がった
原因としては次のようなものでしょか・・・
(1)特性が強くて集団生活が苦手
(2)精神的な病をもっている
(3)家庭環境が影響している
この不一致は次のような事態を招きます。
(1)いじめが解決すれば登校できる
→ 原因が解消されていないため「いじめ」が解決しても登校できない
(2)担任が変われば登校できる
→ 原因が解消されていないため「担任が変わっても」登校できない
(3)前の学年までは、登校できたのになぜが今年から登校できない
→ 原因を解消してきていないが、原因に気がついていないため突然不登校になったように感じる
「原因」を見つけよう
大事なことは、不登校となった理由について「きっかけ」なのか「原因」なのかを理解することです。
「原因」が「きっかけ」ならば、「不登校のパターン」をよかったらご覧ください。
「原因」と「きっかけ」が別な場合は、早めに原因を見つける必要があります。
どんなこともそうですが、初期対応はとても大切です。
特に「原因」を特定しないまま「きっかけ」だけを解消しても、結局登校できないので親にとっても子
どもにとってもすごくストレスがかかります。
「原因」の見つけ方は、スクールカウンセラーや医療機関に関わるのがよいと思います。
おすすめは、スクールカウンセラーさんです。なぜなら、きちんと資格をもっていますし、相談や検
査、どの医療機関がよいかなどのアドバイスもくれます。
医療機関は、どの医療機関に係るかで、診断や対応が大きく変わることがあります。スクールカウンセ
ラーを通さずに医療機関に関わる場合は、セカンドオピニオンまで考えておいた方がよいかもしれません。
スクールカウンセラーに係るのは抵抗があるかもしれませんが、なるべく早く相談することをおすすめ
します。
助けを求めよう!
不登校は、学校だけでは絶対にどうにかできません。
また、家庭だけでも厳しいです。
学校と家庭と専門家、そして本人が協力して初めてうまくいきます。
みんなで協力して早期に不登校の原因を見つけていきましょう!
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