
ピクニックって言ってたじゃん・・・
山に行きました。
家族ぐるみの付き合いがある親戚と。
「ピクニックくらいだよ」。
って言っていたので、かる~い気持ちでした。
レギンス、短パン、Tシャツに長袖シャツ羽織って、キャップ被って運動靴です。
だって、ピクニックって言ってたから。
そうしたら、まさかの登山道入り口。
って書いてあって。
速攻で急傾斜登場。
木の根っこに手をかけて登っていく感じ。
いや。これ。
登山。
全然ピクニックじゃないやつ。
でも、子供たちは嬉しそう。
中学生2人はバリバリ運動部だから足が軽い。
小5女子も張り切っています。
まぁ~、どうにかなるかくらいに思っていました。
なぜ、あの時。
登山道入り口の看板をよく見なかったのか。
まさか後悔することになるとは、この時は思っていませんでした。
頂上どこ?
ある程度、登ったのに一向に頂上につきません。
頂上か?
と思う高さが幾度となく現れます。
そしてそれを登りきると、なぜか急な下り坂。
さらにその先を見ると急な登り坂。
なぜだ?
なぜ上っているのに、一回下がるの?
ずっと登りのままのがいっそいい。
この
上り坂→下り坂→上り坂
の地獄のルーティーンを何度繰り返したのでしょうか。。。
朦朧とする意識の中。
「あぁ。これは、人生を表しているのかもしれない。
人生って。
下り坂があったら、上り坂があるっていうじゃない?
でも、もっと平坦な道があっていいし、山登りなんだから上り坂だけでいいじゃん。」
ってよくわからないことを思っているうちに。
何とか山頂に到着。
疲れたけど、やりきった達成感最高!
帰りも、ちょっとたいへんでしたが、行よりもはるかに楽でした。
男は冒険だ!
空気はおいしいし、
緑はきれいだし、
おさるさんもいたりして、
達成感もあって何だかんだ登山を満喫していました。
ちなみに友達や家族10数名で登山したのですが、登る速さが違うため、自然と2~3グループに別れてしまいます。
たまねぎは、2グループ目の長女と次女、それと叔母の4人で下山していました。
ふと別れ道が登場します。
正式ルートは左ですが、道的には左で帰れそうだし、左の方が木の根もなく、緑に枯草がちょっと落ち
ている程度で明らかに下山しやすそうです。
そこで、男たまねぎは、言います。
「こっちからでも下山できそうだし、道も楽そうだからこっちから行ってみるね。」
女性陣も、楽そうな右の道を来るかと思いきや堅実に左の道を選びました。
別れをつげ、たまねぎは一人正規ルートとは違う道を足早に下山していきます。
若干の不安はありましたが、清流の音も聞こえており、川づたいに降りているので、大丈夫だろうと思
っていました。
事件は突然に・・・
道のようなものはあります。
非常に下りやすくて調子よく下山していきます。
途中で予想した通り、川にぶつかり人工の橋も見つけました。
橋を渡ると三叉路が現れます。
どうやら合流地点のようで向かい側から女子チームが来るルートのようです。
「やった!こっちの方が早いじゃん。」
と意気揚々です。
こっちのルートの感想を伝えたかったので女子チームを待つことにしました。
5分。
まだ来ません。
10分。
あれ?先に行かれた?
15分。
さすがに電話してみるか。
たまねぎが長女に電話します。
プルルル。
なかなか出ません。
ようやく出ました。
「どこにいるの~?」
長女「どこにいるのじゃないよっ。
蛭が足にっ。
やばい。キモイ。どーしよう!」
たまねぎ「えっ?ヒルって。あの蛭?何で?今どこにいるの?」
長女「今、電話どこじゃなんだよっ
きゃーーー。
もう切るね。」
ツー。ツー。ツー。
・・・
蛭?
蛭って山にいんの?
ってか、どーやって蛭がつくの?
次に第3チームにいる、たまねぎの嫁さんに電話してみます。
プルルル。
なかなか出ません。
プルルル。
嫁「もしもし?」
おぉ。出ました。
「どこにいるの?」
嫁「今それどこじゃないんだよ!
子供達に蛭がついててさ。」
たまねぎ「山に蛭っているの?
ってか、とれそう?
無理にとったらいけないらしいじゃん。」
嫁「わかっているよ。そんなこと!
もう今説明しているヒマないから。」
電話の奥で次女の悲鳴が聞こえます。
次女「いや~~~。キモイ。」
嫁「もう。
今、忙しいから切るねっ。」
ツー。ツー。
う~~~ん。
おもしろい(笑)
フツーは、焦るところだけど、必死すぎて笑ってしまいました。
でも、山に蛭って何だ?
次回に続く・・・

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