
パパ。お話読んで~。
って。
子供が小さい時によく言われました。
でも、小学生くらいまでのようで。
もう長女と長男は言ってきません。
あの当時は
「めんどくさいな~。」
って思っていましたが、今になるとちょっと寂しい。。。
この間、久しぶりに、寝る前に一番下の娘にお話を読みました。
ちなみに、お話は色々なものをやりました。
絵本、紙芝居、部屋を真っ暗にしてスクリーンに絵を映して話を聞かせる幻灯みたいなや
つ。それと、部屋を暗くして話だけを聞かせるやつ。
いわゆるおとぎ話です。
おとぎ話はお伽話
伽(とぎ)は、夜の相手をするという意味だそうです。
平安だか鎌倉時代あたりには、女性が男性の相手をする的なセクシャルな意味があるそ
うですが、そういう解釈ではなく、夜子供にお話を聞かせる、子どもの相手をするという
解釈で「お伽話」」のようです。
このおとぎ話ですが、教育的意味は色々と深いと言われており、おとぎ話を聞かせると子
供が賢くなる。なんていうそうです。
ユダヤ人の方は、子ども達に色々なおとぎ話をして子供達のファイナンシャル・インテリ
ジェンスを高めているとか。
日本のおとぎ話も、けっこうな失敗談とかあったりして、不義理をするとどうなってしま
うか(さるかに合戦、こぶとり爺さん、花咲じいさんとか)が、お話の形でわかりやすく
伝えられています。
そんなことを思い出したりしたのと、
「そういえば一番下の娘にはお話を聞かせていないな~。」
と思って、おとぎ話を久しぶりにすることにしました。
たまねぎのマイブームは「おはなしのろうそく」
です。
この「おはなしのろうそく」は、絵本ではないのです。
活字だけ。
1つのお話は短いもので4ページから8ページくらい。長いと15~20ページくらい。
時間的には1つのお話に5分~45分くらいかかります。
お話の内容的には、教育的なものもありますが、世界中の色々な話が集まっていて
「えっ?これ何が言いたいの?」的なものや
「ちょっと残酷じゃない?」
って思っていしまうものもあります。
でも、読んだ後に色々と考えさせらるものが多いです。
まさに、「ザ・お伽話」です。
しかも、本は手のひらサイズでチョー薄いです。
だから、どこでも持ち運びできます。
今は全部で何冊あるかわかりませんが30冊以上は出ています。
1つ終わると
「もっと読んで~。」
と子供に言われます。
絵もないし、ひたすらお話を聞くのですが、子供たちはとてもワクワクして聞いていま
す。
年齢的には保育園、幼稚園児には少しムズカシイかもしれません。
でもオススメです。
こんなお話が入っています。
例えば「黒いお姫様」
これ。なかなかホラーでツッコミどころ満載。
呪われてしまったお姫様の呪いを解くために、王様がお触れを出します。
それは呪いで黒くなって亡くなってしまったお姫様を3日間一人で守る。
というものです。これができると、お姫様は生き返るし、なんと結婚までできるそうで
す。
で、お姫様の亡骸をゲットするために、盗賊やら魔法使いやら他国の王子が攻めてくるの
かと思ったらそうではないのです。
夜中の12時になると、お姫様の収めている棺が開いて、なんとお姫様を守っている守衛
をその黒いお姫様が・・・。
というお話です。
どうでしょうか。なかなか気になる展開ですよね。
オチはどうなるのでしょう。
読んでいる大人も楽しくなります。
読書の秋だからこそ
子供に「本を読みなさい。」
って、たまねぎは言ってしまいます。
でも、読み聞かせも「読書の秋」じゃないかな~と思います。
おとぎ話は口伝の面白さもあるように思います。
字を読むだけじゃくて、子どもに話して聞かせてお話の内容を共有するのも
素敵な時間なのかもしれません。
そんなわけで面倒がらずに、この秋はかわいい子供らに読み聞かせをしようとおもってい
る今日この頃です。


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