
お魚は、みんな同じところに住めない
らしいです。
当たり前といえば当たり前ですが、鮎はきれいなお水じゃないといきていけないですし
ムツゴロウは、泥水でないと生きていけないそうです。
だから、同じところで生きていこうとすると、どちらかにとって厳しい環境になります。
学校も、そんなところがあるなーと思うことがあります。
3学期が終わりました。
1年間を終え、次の人事が発表される時期です。
先生というお仕事も当然、異動やあるいは、学年が変わります。
学年が変わると引継ぎがあります。
たまねぎは、次の学年をもつにあたり、前に学年を担当していた先生に引継ぎを聞きま
す。
こんなことを言っていました。
「全体的には元気な子たちだけれど、規律面の意識が低かったので、学年で統一して、ま
ずは、しっかりルールを守れるようにしました。」
なるほど。
確かに思い起こしてみると、その学年の子は元気だったけれど、ちゃんと椅子に座って授
業を受けるようになっていった。気がします。
他の学年のことはそこまでわかるわけではないですが、それでもどの学年がどんな雰囲気
か、1年を同じ学校にいるとわかります。
ルールを守り、座って話を聞く。
社会性としてとても大事です。
引継ぎは続きます。
「でも、ウチのクラスに一人だけ。問題の子がいます。毎月、指導の記録を書くような子
で、お家の方もあまり協力的じゃないし、暴言や暴力行為があるんです。」
と言って、そこから30分くらい愚痴が続きました(笑)
クラスという川
子供たちは、学級という1つの川に入ります。
もっといえば、学校という大きな河の中の、クラスの川というのでしょうか。
その川を管理するのが、先生です。
規律を重視すれば、ルールを守り、落ち着きのあるクラスになります。
忘れ物が少なく、穏やかな子供達に育ちます。
でも、ルールを守るのが苦手な子にとっては、かなり苦痛なクラスです。
元気に生活することを重視すれば、子どもが生き生きとしたクラスになります。
行事で盛り上がり、よく話をする子供たちが育ちます。
でも、穏やかに生活をしたい子たちにとっては、うるさい子が多いので、これもまた苦痛
になります。
きっと、たった一人だけ問題となった子は前者のようなクラスに所属する元気な子だった
のだと思います。
清流に住めないお魚はどうする?
ムツゴロウは、清流では、どう過ごせばようのでしょうか?
鮎は、泥水の中で、どうすごせばよいのでしょうか?
子供たちは残念ながら自分で川は選べません。
だから川を管理する先生が、どんな魚がいるのか。どんな子供たちはいるのか。
ちゃんと理解しないといけないと思います。
だいたい30種類のお魚さんです。みんな種類が違うので、どうやったら1匹ずつの
お魚さんが、生きていけるのか。
川を調整しないといけないです。
管理人が望む川をつくるのではなく、そこに住む1匹ずつのお魚さんにとって住みよい川
をつくらないといけないと思います。
どんな川ならよいのか?
たまねぎは、今年、川の管理人として、数名のお魚さんに「住み心地よかったよ。」
と言ってもらえました。
残りのお魚さんは、すごく満足ではなかったようですが、川の住み心地の点数は全員が
80点を越えていたので、ほっとしています。
小中学校はどうしたって義務なので、色々な種類のお魚さんが来ます。
高校なると、自分で川を選べるようになるからいいのですが、小中学校はそう行きませ
ん。
どうしても、1つの川で一緒に生活することが難しそうなお魚さんが同居することもあ
ります。
だから管理人としては、清流をつくったり、泥水をながしたりします。岩をいっぱいおい
て隠れ家を作ったり、流れの穏やかな場所と急な場所をつくってそれぞれが住める環境を
つくります。その環境は、1匹のお魚さんにとっては、100点ではないかもしれませ
んが、30種類のお魚にとって80点であれば、それでいいかなと思います。
29種類のお魚さんにとって95点でも、1種類のお魚さんにとって50点のような川に
はしたくないな。と思います。
もうすぐ3月が終わり4月がスタートします。
次の約30種類のお魚さんたちは、どんな感じなのか。
とても楽しみです。
それぞれにとって適度に住む心地のよい川となるように、環境を整えていきたいなー
と思ったりしています。


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